元不登校の建築士(経済的自立支援NPO法人理事長ニックネーム:トトロ)が設計・指導・監督をする。
これまでたくさんの家庭訪問でみてきた経験から基本的に共通して言えることをお伝えしたいと思います。

現在、日本全国で約61万人とされている「ひきこもり」その原因は様々ですが、多くは、親子・夫婦間のコミュニケーション不足と、社会環境・仕組みが要因になり不登校やひきこもりになるケースが多くあります。
家族間・夫婦間でのコミュニケーションは日頃の子育てから親が意識していく必要がありますが家づくりの段階から子どもが不登校・ひきこもり(非行)になりにくい部屋にするポイントを知っておくことが必要不可欠なことではないでしょうか?
如何に、家族が楽しく家庭団らんが持てるかを考えて部屋づくりを考えて行きましょう。

不登校やひきこもりの原因

子どもの不登校や引きこもりは、今まで子育てをしてきた親に気持ちをわかってほしいという信号です。学校で何か問題があっても、子どもたちが言うのは難しいし、言葉で表現することができないことが理由の一つです。子どもが「私は学校に行きたくない」と言ったときに怒る代わりに「なぜ学校に行きたくないの?」との質問をして、問題を言葉で表現して会話することが重要です。また、子どもたちは、親が思っているよりも、子どもの前では夫婦仲良くふるまっていたとしても、冷戦状態である場合も意外と察知して、夫婦関係を冷ややかに見ています。子どもの様子がいつもと違うと気がついたら、親と子どもが良い議論をすることができる場所を設けてください。

家族団欒が続く家になるポイント解説

フリースクールとは、7つのポイト

  • 対面キッチン
  • リビングルーム(居間)を必ず通る
  • 子供部屋を広くしすぎない
  • 子ども部屋 鍵をつけない
  • TVジャックやWi-Fiルーターを子供部屋につけない
  • 風水:一番いい部屋を子どもが使用している
  • 風水:外から家の中を見えない様にする
  • 風水:家の中を整理整頓・きれいな状態にする。

対面キッチン

子どもの様子を観察できる親は漢字のとおり木の上に立って見るが気本なので料理しながらの家族間コミュニケーションが増える。家族の家事参加のハードルがさがり、協力的になってくれる。料理中、広がる空間に目を向けることができリビングの子どもの様子を確認したり、テレビを見たり、窓の風景を眺めたり、と開放的な空間で料理が可能となります。少年時期は、友達との付き合いによって社会性が育つ時期なので、ここではしっかりと手を離し、活動範囲を広げてやらないといけない。ただし、いろんな危険があるので、目を離してはいけない。子どもが何かで声をあげるとすっ飛んでいく。この時期、子どもが親に反抗したり、問題行動に走ったり、いろんなことで苦しい思いをするかもしれない。しかし、それは成長の過程である。親として逃げず、共に成長することを心がけるべきだ。子どもの荒れの背景には、親や友人に『こちらを向いてほしい。』というメッセージであることが多いのである。

リビングルーム(居間)を必ず通る

子どもが家に帰って来た時、玄関からすぐに自分の部屋にいける間取りだと、親子で顔を合わせなくても済む為、コミュニケーションを取る機会も失なってしまい。間取りを設計するときに意外と将来の子どものことまで考えられていなかったというケースが多いと思います。子どもの事を考えると必ずリビングを通過してから部屋に行くような間取りにする事で、子どもが家に帰った際に必ず家族と顔を合わせてから自分の部屋に行くため、そこで親が話しかけることが理想的ではありますが、話すことができなかった時も子どもの表情を感じる事でコミュニケーションを取りやすくなります。これは、不登校だけのことだけではないです。青少年の健全な育成にも係わってくるので非行少年にも言えることだと思います。

子供部屋を広くしすぎない

自分の部屋が広いと自分の好きな物を好きな所にいろいろな物をおく事ができるため、テレビ・ゲーム・集中できる事柄が没頭できる為、子どもにとっては心が落ち着く大切な所がどんどん居間のように居心地がよくなり、自分の部屋から外に出ようという意識になりにくくなってしまいます。勉強や趣味で部屋にたてこもり、集中して作業をすることも必要ですが、必要以上に部屋を広くすることは不登校・ひきこもりのキッカケになってしまいます。子供部屋はなるべく必要最低限のコンパクトな空間に3畳か4畳、隠れる場所にせず、リビングでくつろげるような間取りというのを意識することが大切です。

トトロの相談室

子ども部屋 鍵をつけない

子どもの心理学として、自分の部屋にカギがあることが分かると、親に何をしているか見られたくないそんな理由でカギをかけようと思う心理になります。新築計画時に「子ども部屋にはカギはつけるべきと」など的確な理由でカギをつけてしまうと、将来的に子どもが大きくなった時に不登校・ひきこもりになりやすくなってしまいます。子ども部屋のカギについては明確な理由がない限り隠れる場所にならないようにつけない方が良いでしょう。

テレビ設置やWi-Fiルーターを子供部屋につけない

子ども部屋でTVを見れないように、Wi-Fiを子供部屋に繋げない、新築計画の段階から設計しておくと、何かテレビを観たい時はリビングまで来るような習慣になっているだけでも、不登校・ひきこもりになりにくくなります。またWi-Fiを子ども部屋で繋がらないようにしておく事で、子どもがスマートフォンでSNSやYouTubeを閲覧する際もリビングまで降りないと接続が安定しないという環境を作っておく。外に出やすくなり、使用時間の制限・決まり事をしっかり決めて置くとコミュニケーションは増えるようになります。

一番いい部屋を子どもが使用している

風水的に日当たり、風通しもその家で一番良く子どもにとっても居心地が良すぎるのです。
子ども部屋は、クーラーでなく扇風機で十分で体にも健康的です。なるべくリビングで過ごせる工夫が必要です。
本来、その家の一番良い部屋は両親が使うべきです。
子どもは、父親・母親があってこその子どもです。その家を支えている両親が一番重要で一番いい部屋を選びましょう。

外から家の中を見えない様にする

外から家の中が見えると私の経験では、該当する家では心が休まらない感じで精神疾患のクライアントが多いです。まず外から見えないが中から見える工夫、カーテンはOK 光を通さないシャッター・雨戸はNO ラティス・木製板塀(千鳥/横張)・木製フェンス・木製目隠しはOK 
風水的には、家を囲む塀やフェンスは、「敷地の境界線」を明確にするだけでなく、家や土地を守る役割をしています。内部をひとつの世界にすることで、「気が巡りやすい環境」を整えています。また、南や南東に高い塀を作ると日当たりや風通しが悪くなり、運気も下がってしまうので注意しましょう。

まとめ

不登校・ひきこもりになりにくい部屋の配置というのは、新築計画の段階から子どもとのコミュニケーションの頻度を高める工夫が必要になります。親が知識なく、何となしに新築を計画することや、子どもの快適さばかりを考えてしまうと、結果的に子どもは子ども部屋に全てが揃ってしまい、誰にも邪魔されることの無い快適な空間となるため、コミュニケーションの機会が減り、子どもに自分の部屋の不自由さを感じ、リビングにあつまるような家にすることで、家族間のコミュニケーションも増え、子どものコミュニケーション能力も高まっていくのです。

重要※
気にしてくれる家族、友だちが、
ときどき声をかけてくれたこと。」
アンケート結果の復帰するきっかけにのNO1でした。

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npobloom

有限会社小川商社 代表取締役社長 小川隆司 元不登校の建築士
(中1夏から4年間いじめをきっかけで不登校・ひきこもりに)
現在:NPO法人青少年自立援助センターブルーム 理事長 
就労継続支援B型 就労支援ハッピーでクライアント
と建築現場に行くことをしています。
是非、就労支援ハッピーに建築現場提供してください。
☆建築・設計一般、よろしくお願いいたします。